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免疫機能の抗体が異常反応を起こす!

 

アトピーの症状がなぜ出るのかというと、これは「食生活の乱れやストレス・睡眠不足など何らかの理由で、免疫機能が弱って乱れてしまい、免疫の反応システムに異常をきたしてしまう」というのが挙げられます。

 

免疫機能が活発かつ正常に機能していれば、「攻撃するべきものと、攻撃すべきでないもの」の判断がきちんとついているのですが、免疫機能が弱った状態・乱れた状態だと正常な判断ができなくなってしまい、汗などの「本来なら無視すべきレベルの、ちょっとした刺激」などにも抗体が過剰に、しかも間違った方向に反応してしまうことがあります。

 

この異常反応によってヒスタミンなどが放出されることによって、炎症やかゆみといった症状が現れるのです。

 

この免疫機能の異常反応をイメージとして例えれば「疲れすぎて、周りのことが正常に見られなくなった人間の八つ当たり」に似たものがあります。

 

そして、免疫機能が弱り、乱れている以上は、この異常反応も毎回のように続いてしまうのです。

 

アトピーがひどいと免疫抑制の薬を投与されることも!

 

アトピーと免疫機能が深く関わっている証拠として挙げられるのが「医療機関におけるひどいアトピーに対する投薬治療の例」です。

 

実は、症状がひどいアトピー患者には、シクロスポリンなどの免疫抑制薬を投与するケースも少なくないんですよ。
これは「免疫機能そのものの働きを抑制させれば、アトピー症状を出すような反応も起こりにくくなる」ということが医学的に認知されているからこその治療法なのです。

 

もちろん、免疫抑制薬を使うと、免疫機能が低下する分、感染症などにかかりやすくなるというリスクもあるのですが、アトピーの症状のつらさと、感染症リスクが高まることを天秤にかけて「それでもアトピーの症状のつらさのほうが重大だ」と医師が判断した時は、そうした治療をせざるを得ないのです。

 

ちなみに、それほど重度ではないアトピーに対しても処方されることが多いステロイド外用薬においても、「炎症・かゆみをしずめる」というだけでなく、免疫を抑制する作用もあります。

 

また、ステロイド外用薬とステロイド内服薬とでは、その免疫抑制の作用も大きく違うのですが(当然、内服薬のほうが、直接免疫細胞のあるところに直接届く分、免疫抑制作用が強いです)、相当ひどいアトピーには「シクロスポリンとステロイド内服薬の併用」という、とことん免疫を抑制するための処方がなされることもあるほどです。