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アトピーの人の入浴の心得

アトピーの人にとって、入浴は「汚れを落とすために欠かせない手段であるものの、一歩間違えればアトピー悪化をさせてしまう要因にもなりかねない行為」と言えます。

 

アトピーの人は、症状悪化をさせないために、入浴の際にどんな心がけをするべきなのでしょうか?ここではそれをお話しします。

 

シャワー・湯船のお湯は40℃以下!

アトピー肌の大敵となるのが「熱すぎるお湯」です。

 

バリア機能が弱ったアトピー肌は、「うるおい成分自体が肌から抜けやすい」という状態でもあります。お湯が熱いと、うるおい成分が溶けて体外に出てしまうリスクが高まってしまう、というわけですね。

 

また、熱いお湯の刺激は「アトピーのかゆみを増大させる」という側面もありますので、それを避けるためにも、40℃以下のぬるめの温度を守ることが大切なのです。

 

ボディーソープより石けんを!

アトピーの人は、「皮膚がカサカサするから、しっとり系のボディーソープで体を洗っている」というケースも多いですが、実は市販のボディーソープの大半は、石油系界面活性剤をはじめとして、何らかの皮膚刺激のある成分が配合されている可能性がかなり高いのです。

 

その点、石けんは製法も原材料もシンプルなので、アレルギー反応のリスクがボディーソープよりもかなり少ないと言えます。

 

特に、「油と苛性ソーダのみで作られている」というシンプルな枠練り石けんは、肌刺激リスクがきわめて低いと言えるでしょう。
洗い上がりにしっとり感を求めたい人は、油と苛性ソーダに加え、セラミドやコンブエキスなど、何らかの安全性の高い保湿成分が入っている枠練り石けんを選ぶのがおすすめですよ。

 

たっぷりの泡でやさしく洗おう!

アトピーの人にとって、絶対に禁物なのが「ゴシゴシ洗い」です。
かゆみを増大させるだけでなく、そうでなくとも弱っているバリア機能をボロボロにしてしまうことにつながります。

 

「石けんをたっぷりと泡立てた上で、泡で洗う」ということを心がけましょう。
タオルでゴシゴシこするのではなく、泡を手にとって、その泡で肌をなでるようにして、全身を洗うのがおすすめです。

 

「それじゃ物足りない」という人は、タオルで決してこすらないように気をつけながら、やさしく洗うようにしましょう。

 

ちなみに私は、2日連続で「手に泡」で洗って、3日目にタオルで洗う、という洗い方を繰り返していますが、毎日タオルで洗っていた頃より、確実に刺激が少なくていいですよ。

 

クレンジング剤と洗顔料も肌にやさしく!

アトピーの人は、クレンジング剤や洗顔料も、肌にやさしいものを選ぶことが大切です。

 

「クレンジングオイルにスクラブ入り洗顔料」などという組み合わせは最悪。
クレンジングオイルの強力な洗浄力がうるおいを奪って乾燥を招き、洗顔料のスクラブが摩擦刺激で肌を傷め、アトピーの症状を誘発・悪化させてしまうリスクが非常に高いです。

 

クレンジング剤は石油系合成界面活性剤不使用のクリームタイプを、洗顔料はシンプルな石けんタイプを選ぶのがおすすめですよ。

 

また「肌への負担が大きくなりがちなクレンジングを、なるべく短時間で済ませる」というのも大きなポイント。
ポイントメイクは入浴前にあらかじめオリーブ油をつけるなどしてやわらかい状態にしておき、クレンジング剤を肌になじませる時間は30秒までにし、すみやかに流しましょう。

 

クレンジング後に少々メイク汚れが残っていても、そのメイク汚れはクレンジング剤と混じって浮いた状態になっているため、洗顔でちゃんと落ちますよ。

 

シャンプー・リンスはアミノ酸系を!

シャンプーやリンスも、石油系合成界面活性剤使用のものは避けたいところ。
アミノ酸系の界面活性剤が使用されているものなら、肌への作用もマイルドなのでおすすめです。

 

また、シャンプー・リンスの注意点としては、「洗い残したものが体に垂れてくると、その部分にアトピー反応が出やすい」ということも挙げられますので、シャンプー・リンスが終わった後は、あらためて体をきちんと流すことを忘れないようにしましょう。

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